A君から「さっき帰国したんやけど、今から行くわ」とメールが来た。どうやら無事にスペインから帰ってきたようだ。というか、ついさっきまで飛行機に乗ってて、そのままウチに来て大丈夫なのか。
小一時間ほどして、汗まみれになったA君がやって来た。スペインが乾燥しまくっていたので、その感覚のまんま自転車で飛び出してきたそうだ。炎天下の中。冷房を入れながら歓迎したら、カバンから何かを取り出した。それは、僕が幼い頃から憧れていたアメリカのゲーム雑誌、『NINTENDO POWER』だった。おー、どうしたんこれと驚きながら背表紙を見て、鳥肌が立った。全面に『cave story 3D』の広告が入ってる。言葉が出て来ない。
頑張って平静を取り戻し、先日インタビューを受けていた『日経エレクトロニクス』の記事を二人で読んだ。僕が提供した学生時代の写真が大きく使われていて、あーとかわーとか叫びあった。
その後、体力が尽きてきたA君と、眠気に襲われた僕は畳に突っ伏す。この状態で、今後の展開や将来への展望などを語り合ったのだけれども、どうしてもヤバい方向へばかり話が進む。夜中のテンションに近いヤバさだ。一つ余りにもヤバいネタが思い付き、話してみたら二人して笑いが止まらなくなって大変な事になった。僕たちは悪い大人です。決して真面目ではありません。