5歳児に負けた

お父さんと娘。

A君が緊急来訪。まさか平日に、しかも娘とやってくるとは思わず驚いた。先日の話の続きをしに来たという事で、冷房の効く部屋へ移動して語り合った。写真は、猛暑真っ只中の事務所でピアノを弾く娘さん(5歳)。何気に初顔合わせだったりする。奥さん似だ。

今後の事について、A君からマジメに話を聞こうとするのだが、やはり娘さんが遊んでくれとせがんでくる。「動画でも見せてやって」と、YoutubeでCYRIAK氏のムービーを流し始めた。娘は笑いながら見ているが、本当に大丈夫かこれ。特にこれなんか大人でも躊躇う。面白いけど。

あと1枚なのに。

その後、トランプをしながら話を続ける。やったのは『ババ抜き』と『神経衰弱』。どちらも意外と面白く、『ババ抜き』は運より心理戦といった様相になった。1枚わざと突き出しておいて引き手を悩ませたり、言葉巧みに選ぶカードを誘導させたり。当然5歳児にはゆさぶりは通用しなかったが。『神経衰弱』のほうは、オッサン2人が圧倒的に弱く、今さっきめくったカードが思い出せない等の深刻な老化が露見した。ここでも5歳児は圧倒的な記憶力を発揮。通算で、僕は5歳児に負けた。言葉も無い。

ながら、ながらで聞き続けたA君の話だが、僕としてはピンチよりもチャンスだと感じた。実はA君もそう思っているらしく、ここから勝負をかけたい気持ちはあるようだ。ひょっとしたら、僕がA君に恩返し出来る時が来たのかもしれない。